ドクター鈴木・あめぶろ研究室
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娑婆に戻って

 ここしばらく体調不良でありまして、ブログの更新を休ませていただいておりました。ご心配をおかけしました。


 普通体調不良というと、「過労で」とか「内臓の塩梅が悪くなって」とか原因があって、それに応じた対処の仕方もあるんだと思うのですが、私の場合は原因不明(ま、神経が細やかだからそういったメンタル的な面が何かあったりするかもね!?)。ただし症状は右手の痙攣。握力も変になって携帯もマウスも板書するチョークすら持てないという体たらく。


 口から生まれてきた、といわれている私は、しゃべることさえできれば教壇に立てるし休講して学生に迷惑をかけることも無いわけだが、さすがに学生が気の毒がってくれるし(って、やっぱり100%でない状態で仕事を強行するのは授業料払って講義を聞きに来てくれる学生さんには失礼だわな)、教務からも総務からも「休んでください」とお願いされる始末。


 もちろん車の運転もできないので、通勤は公共交通機関利用でありました(中途採用で有給があまりないし、赴任早々休暇ばかりだとちょっとね・・・涙)。不自由でした。


 しかも、手が麻痺しているのを除けば外見上は普通の「チビデブハゲ」の中年のおっさん。バスの中では誰一人席を譲ってくれない(滝涙)。つり革持つのもしんどかったですねえ。いっそのこと大げさに包帯でも巻こうとも考えたがさすがにそれやっちゃ詐欺というもの。


 ということで、苦節数週間。


 やっと携帯のキーが押せるようになりましたので、リハビリしながら職場にも週明けから本格復帰であります。


 っていうか、復帰第一弾が大阪出張なのよね(学会)。大丈夫かな。


 自宅の引越しも、自分の荷物関係は手付かず。女房子供たちはさっさと自分の荷物を借家から新居に運び込んでいる。「パパのは捨てて良いのと悪いのがあるから触ってないよ」と胸をはられてしまった。明日の日曜日に運び出しをしてしまわないと、25日更新でもう一ヶ月借家の家賃を払わなければならないぞ・・・。新居の住宅ローンも引き落としが始まっているし、明日は様子見ながらお引越し、であります。


 ということで、本調子になるまではブログの更新は滞るでしょうね。読者各位にはホントご心配をおかけしました。


 リハビリ兼ねてケータイからアップ。打つのに2時間だわ(涙)。ではそういうことで。 

出世魚

 スズキ、などという苗字を持っていると、魚の「鱸(すずき)」 と比較されることがある。子供の頃、大人と呼び名の違う魚の「すずき」である。


 これは私の独断なのだが、同じような宿命を持ったものに、「一次関数の傾き」があると思っている。つまり、y=ax+bの「a」である。


 この「a」には実に多くの呼び名がある。


 中一時代:比例定数
 中二時代:変化の割合・直線の傾き(勾配)
 高一時代:(二次関数の)接線の傾き
 高二時代:二次関数を微分したときの一次変数の係数


 いずれの場合も「x方向の変化に対するのy方向の変化量の割合」を示しているのだが、比例反比例・一次関数・二次関数・微分積分と学習内容が進むにつれて「同じことを示す」のではあるが呼び名が異なってくる。


 もちろん、学年が進んで呼び名が変わったところでその性質が変わることは無いのだが・・・。


 中一で「比例定数」を習うときに、『実はこいつは高校で習う微分に結びつくのだ』と説明したところで子供たちの理解は得られないであろうし、数学嫌いを増やしてしまう嫌いはある。しかし、「同じものを示すのに呼び名がいろいろ」では混乱を助長することもあろう。


 魚の「すずき」だって、呼び名がいろいろではなければもっと親しまれるかもしれない。鈴木姓に生まれたことが果たして幸せだったのだろうか。疑問が解決することは無いだろうな。難しい命題である。ではそういうことで。

 

新聞泥棒

 今月から月々の宅配新聞が新居に届くことになった。もっとも仮住まいの借家から見れば一方通行の狭い路地を挟んだ筋向いだから、配達のおばさんから見れば「配達先に大した差は無い」というところだろうか。


 当方の朝の日課はもちろん新聞を読むことに始まるのだが、今までよりも道路横断往復分だけ余計に歩かなければいけないぐらいなもので、「お向かいのポストに新聞を取りにいく」こと自体は大きな問題ではない。

 

 でも「新聞泥棒」に間違えられた日には少し悲しいものがある。若干の杞憂は持っていたが、今朝そいつが現実化した。


 あぁぁ!泥棒だ!


 と大きな声がした。声のほうを振り向くと、高校生が私のほうを指差している。


 犯人は私なのだ。


 飛び出してきた近所のおじさんによって疑いは晴れたが、このことをあまりにとがめると本当の泥棒のときに高校生は大声を上げてくれないかもしれないからそこは学生を褒めてまた見かけたら叫んでね、とお願いしておいた。

 

郵便物は未だに(転居届けを出していないので)借家のほうに届いている。実は今日にも「転送の届けを取り消して、郵便物は新装なった新居に」とお願いするつもりでいたが見合わせ。新聞ばかりではなく郵便物までも泥棒扱いされそうだからだ(苦笑)。


 ガスや水道の料金はいつまでも請求して欲しくはないが、それはそれでセコイと思われそうである。ではそういうことで。

引越し第1弾

 10月1日、新居への雨の中引越しを行った。とはいえ、「第1弾」であって続きは7日である。


 最初に運び込んだものは、ピアノである。娘が小学校に入ったときに実家のおばあちゃんが買ってくださったもので、実は私もピアノ屋さんに付き合ってしまった関係でその値段を知っているのだが、軽自動車だったら買えるぐらいのお値段の代物。サイレント機能がついている電子楽器でもある。買い直そうにも買えないのである(痛)。


 火事の日、消防隊の人が突入直後に防炎防水のシートをかぶせてくれたために類焼を免れた。翌日炭のようになった建材の瓦礫を掘り起こした際に居間の床の上に堂々と鎮座していた姿は今でも印象に残っている。家の解体工事の際に間違って壊さないようにと、手作業で搬出し、ピアノ保管専用の倉庫に引き取ってもらっていた。そいつがいの一番に我が家に到着した。


 シートがかぶっていたとはいえ、炎地獄と水攻めを体験している。しかも専用の倉庫で保管されていたとはいえ、時々お願いしていた調律士の方(倉庫に出向いてやっていただいていた)から「状態は完璧ではない」と聞いていたので心配していた。黒鍵盤に少しカビが生えていたが、とりあえず化学雑巾で退散。サイレント機能のペダルを踏み込んで消音も生きている。電子楽器系のアンプもOK。素人目には一応大丈夫だ。ただ、本体に歪とかが出て音色がおかしくなるのもいやだが、そんなわけで、近日中にまた調律をお願いしないといけない。


 次に搬入されたのは応接セット。火事のときはウレタンから真っ黒な煙を出して溶けていったので、今回は「万一のことがあっても黒煙だけは出さない」材質のにした。テーブルも上板は石だ。女房のお在所から頂いた絨毯のうえにぴったりと収まった。


応接間


 とりあえず殺風景だが居間は完成?いや、まだテレビとかがないが・・・。


 こども部屋の学習机、ベッドなど、これまた炭になっちまってかけたものが続々と到着。子供たちがハイになる。


 わかります?灰になったvsハイになる、アクセントが違いますよ!(寒い)


 そんなこんなで、第一弾は終了。まだ、台所関係も手付かずではあるが、湯を沸かして簡単に「引越しそば」いただいて、新しいお風呂で汗を流した。完全に新しい家で生活できるようになるのは今週末からの連休が終わってからだろう。楽しみではある。ではそういうことで。


ガラスを割りました

 木曜日にエントリーした「キーとじ込み事件(!)」の続報。


 玄関がだめなら勝手口、と専門家に来ていただいた。鍵屋さんは、勝手口のサッシ扉の型番を見るや否や「あ、これは内側が二重鍵で外側からは中の二重が開かないからだめよ」と。勝手口はサムターンが二つついていて、外から鍵の操作が出来るのが一箇所のみ、なのだそうだ。だから、外からアクセスできない側のサムターンを内側からロックしてあると、どんな手法を使ってもあけられない、とのこと。


 何でそんな扉を採用したのだ・・・って、私が仕様書書いたんだ、これは防犯に良い、って・・・。


 ということで、鍵屋さんにはお引取り願った。


 残りはガラスを割るしかない。よりによって防犯の二重ガラスを採用している。ま、良い機会だから、こいつの威力を見せてもらおう。


 ハンマーで窓を叩く。一発目、ハンマーが跳ね返されるだけでびくともしない。二発三発。まったく歯が立たない。石頭(せっとう)という大きなハンマーを持ち出してようやくひびが入った。


 十発目ぐらいで、外側のガラスが蜘蛛の巣状。で、仰天。二枚のガラスの間には透明の樹脂フィルムがあったらしくて、このフィルムがぜんぜん切れない。カッターでフィルムを剥離・・・したくてもこれまた「親の敵でもここまでセンゾ」という強力な粘着力。


 小一時間経って二枚目のガラスが割れたときには当方へとへと。近所の人が何事が起きたのかと見に来る始末。しまいには近所の駐在さんまで「どんな風に割れるの」と見物し始める。


 確かに防犯には良いだろうな。これだけがんがんやってりゃ怪しまれるわな・・・。


 ということで、割れた最終形の写真も撮ったが、防犯上問題があるのでここに掲載はしないが・・・。


 割れたガラスを始末して窓から入室、玄関の施錠を解除してとりあえずはOK。ギャラリーからは期せずして拍手。


 さて、「突入箇所」のガラスであるが、運よく建築会社が別の現場で使用しようと発注していた「同じ型番のサッシ」を横流してくれることになり、夕方までには何事もなかったかのように復旧。出費はサッシ代2万円弱でOK。


 ピポパの暗証番号を再確認して、今回の騒動一件落着であった。肉体的だけでなく精神的にも疲れ果てた事件であった。ではそういうことで。

じゃ、いっか

 一連の流れでバレバレであるとおもうが、現在JICA(独立行政法人国際協力機構、「国際協力事業団」と言ったほうがわかりやすい場合もある) に出張中である。


 本当に来た証拠に、施設前の表札の写真を接写してみた。

JICA



 現在出張中の身分であって、ネット環境もままならないので今日は手短に。


 JICAといえばやはり「青年海外協力隊」とか「シニア海外ボランティア」といった活動が有名であろう。私は若い頃に前者の募集に応じたことがあった。出来損ないだったから選考に漏れたが、社会人になって以降仕事上(海外の農業用水の関係の仕事に携わった)の関係で少なからず結びつきはあったし、なんのことはない、中学の同級生がここの職員だったりする。ま、今の年齢となっては「シニア」の領域に属することになってしまうが、いずれにせよここの関係の仕事にいまだ興味が絶えることは無い。


 私がなぜJICAを訪問しているのか、詳細を書こうと思ったが書けば書くほどわけがわからなくなるので割愛するが、「英語も満足にできない」私にだって、なんだかんだ言いながら国際貢献が少しはできるのかな、という認識を新たにしているのが現状。


 協力隊に興味のある皆さん!現在18年度募集期間中です。じゃ、いっか?ではそういうことで。

締め出し

 引渡しを受けた我が家が現在大変なことになっている。


 誰一人として我が家に入れない


 という状況になっている。


 過日も書いたが、我が家には「暗証番号ピポパ」で鍵が解除できる仕掛けが施してあるのだが、引渡しの日に「ここをこんな風に変更すれば暗証番号を変更できます」という説明を受けて暗証番号を適当に変更したまま、家族全員が外に出てしまった。つまり、家族の誰一人として暗証番号を知らない、つまり、誰も鍵を開けることができない、状態に陥っている。


 住宅会社に相談するも、「お施主さんが変更した番号までは把握してないですよ」と。確かにその通り。住宅会社の人にもわからないように、と思って、「見るなよ!」とそっぽを向かせた状態で適当な番号を設定してしまったのだ。


 なにせ12個の鍵も貰った。どれかで何とかなるだろうと思った。でも、電子錠は全てに優先で、仮に家の鍵全部持っていても「暗証番号」があわなければ開錠できないのだ。


 ま、それだけセキュリティは高いのだが・・・。


 窓を割るか、扉を壊すか、地下から穴を掘って床を壊すか・・・。


 どうやって新居に入るべきか、何か知恵はありませんか>>読者の皆様。


 家族からは白い目で見られ、とてもいたたまれない、状況。ではそういうことで。

プレスリリース

 今度の職場は、「普通に研究開発費ついているだけでは駄目」で、「補助金を受けて最終的には起業を目指さなきゃ」と、結構ノルマの面で厳しい。したがって。補助金を出す組織(例えばNEDOとかJSTとか)との付き合いがシビアである。


 JST一つとってみても、過日は補助金の説明会があったし、NEDOも同様で近日中締め切りで研究開発の案件を申告しなければならない。


 しかも本日は筋肉痛で死んでいる(昨日のエントリーを参照のこと)。



 さて、地元には『記者クラブ』がある。マスメディアといわれている組織が加入している「情報共有」の集まりである。地元の商工会議所が一枚噛んでいて、ここの総務課に記者発表を申し込んでおくと、好きなように「発表記者会見」ができる。


 今回は、大学の出し物のプレスリリースのために商工会議所に出向き「報道発表」をした。いわゆる「なげこみ」である。なかなか厳しいルールが存在するが幹事の某社のとりなしで無事に目的を達成した。一部動きの早いところは明日の朝刊(厳密なことを言うと本日の夕刊で既に取り上げそうになったメディアもあったが)に掲載されるかもしれない。発表の一部にその、NEDOとかJSTとかが関与している。ま明日の朝刊でそういったアルファベットが紙面に踊っていたら私の会社の話かもしれない。



 民間企業に勤務していた頃はゲロ「プレスリリース」が社運を握っていた。今度の組織では「紙面に取り上げてくれるところにはそれなりの、無視するところはやはりそれなりの」付き合いをするらしく、その取り上げ方の差における結果は歴然でもある。しかしやはり大学に勤務しているとはいえ、NEDOやらJSTの補助金をゲットしているか否かという「差別化」情報はその重みが違う。


 今日の記者発表の記事は明日以降マスメディアに反映する。その取り扱いによって今後の付き合い方が変わる、かも知れない。朝刊の宅配が楽しみである。ではそういうことで。

筋肉痛

 普通何かすると当日か翌日に筋肉が痛くなる。それが普通である当たり前である。まさか綱引きの後遺症ではないと思うが、今日は二の腕がとても痛い。


 歳かなあ。確かに、日ごろの運動不足はある。使っていない筋肉は多すぎる。


 百歩譲ってそれが事実として、土曜日に筋肉をいじめた痛みが今日火曜日に出るとは・・・。


 ブログの更新も今日はお休み、身体じゅう痛い、過去エントリーへのコメントも明日に延期。すみません、ではそういうことで。

12個の鍵

 新しい家の「受け渡し」を受けた。


 親から何十年も前に譲られた株券の売却、微々たる火災保険といった原資のほかは全て借金という情け無い状態だが、住宅建設の資金を全て振り込み、やっと新しい家が自分のものになった。


 住宅ローンを組んだので、再び土地建物に「抵当権」が設定された。土地は実家の父親の所有物件だが、金融機関に「第一位」の抵当権がついた。家のローンが払えなければ、この土地は金融機関に渡る。もちろん建物の運命も同様で、手続きをした行政書士(飲み仲間)が、「早くローンを払い終えて自分のものにしてくださいよ」とアドバイスする有様。


 10年間、娘が大学を出る歳までローン地獄である。ま、とはいっても、いざとなれば今回のローンのために加入した生命保険があるので、自分だけで家族の命まで奪われる心配は無い(それで良しとする気はないが)。


 今日、住宅会社立会いで引渡しが行われた。工事の瑕疵の有無を確認して(って素人にはなかなかわからないが、一箇所だけ変な所を見つけた)、受け渡しの書類に署名した。


 引き続き鍵の受け渡しを行った。


 玄関5個、勝手口5個、遠隔操作用の鍵が2個。合計12個。一に大量の鍵を渡されて少しびっくり。実は今度の家は「暗証番号で開施錠できる」システムを導入している(引渡しの際、業者には判らないように家族だけが知っている番号を入力した)ので、本来は家に出入りするのに鍵は要らない。それでもせっかく業者が用意してくれたので、気持ちよく受け取った。


 子供たちもやっと実感がわいてきたようだ。家具も調度品も無いのっぺらぼうの家の中で寝そべったりしてはしゃいでいる。ここに机、ここに椅子。ベッドはこの位置。彼女らはそれなりに設計図を描いている。


 これからは今度の日曜日の大安に向けて引越し第一弾の準備である。業者に発注していた家具や電化製品の運び込み。その後は7日の大安に、実家に疎開させていた荷物の運び込み。即ち引越しは二段階の波状攻撃である。私も職場を休んでもろもろ準備しなければならないだろう。


 苦労した1年であった。1年前にはこの日の喜びを予想することもできなかった。新しい和室で畳のにおいをかぎながら、今夜はこれから始まる新しい生活を連想した。


 おっと、今週も避難先の借家暮らしだ。新天地での生活はもう少し先、しばらくお預けである。ではそういうことで。 

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