新聞泥棒 | ドクター鈴木・あめぶろ研究室

新聞泥棒

 今月から月々の宅配新聞が新居に届くことになった。もっとも仮住まいの借家から見れば一方通行の狭い路地を挟んだ筋向いだから、配達のおばさんから見れば「配達先に大した差は無い」というところだろうか。


 当方の朝の日課はもちろん新聞を読むことに始まるのだが、今までよりも道路横断往復分だけ余計に歩かなければいけないぐらいなもので、「お向かいのポストに新聞を取りにいく」こと自体は大きな問題ではない。

 

 でも「新聞泥棒」に間違えられた日には少し悲しいものがある。若干の杞憂は持っていたが、今朝そいつが現実化した。


 あぁぁ!泥棒だ!


 と大きな声がした。声のほうを振り向くと、高校生が私のほうを指差している。


 犯人は私なのだ。


 飛び出してきた近所のおじさんによって疑いは晴れたが、このことをあまりにとがめると本当の泥棒のときに高校生は大声を上げてくれないかもしれないからそこは学生を褒めてまた見かけたら叫んでね、とお願いしておいた。

 

郵便物は未だに(転居届けを出していないので)借家のほうに届いている。実は今日にも「転送の届けを取り消して、郵便物は新装なった新居に」とお願いするつもりでいたが見合わせ。新聞ばかりではなく郵便物までも泥棒扱いされそうだからだ(苦笑)。


 ガスや水道の料金はいつまでも請求して欲しくはないが、それはそれでセコイと思われそうである。ではそういうことで。