引越し第1弾 | ドクター鈴木・あめぶろ研究室

引越し第1弾

 10月1日、新居への雨の中引越しを行った。とはいえ、「第1弾」であって続きは7日である。


 最初に運び込んだものは、ピアノである。娘が小学校に入ったときに実家のおばあちゃんが買ってくださったもので、実は私もピアノ屋さんに付き合ってしまった関係でその値段を知っているのだが、軽自動車だったら買えるぐらいのお値段の代物。サイレント機能がついている電子楽器でもある。買い直そうにも買えないのである(痛)。


 火事の日、消防隊の人が突入直後に防炎防水のシートをかぶせてくれたために類焼を免れた。翌日炭のようになった建材の瓦礫を掘り起こした際に居間の床の上に堂々と鎮座していた姿は今でも印象に残っている。家の解体工事の際に間違って壊さないようにと、手作業で搬出し、ピアノ保管専用の倉庫に引き取ってもらっていた。そいつがいの一番に我が家に到着した。


 シートがかぶっていたとはいえ、炎地獄と水攻めを体験している。しかも専用の倉庫で保管されていたとはいえ、時々お願いしていた調律士の方(倉庫に出向いてやっていただいていた)から「状態は完璧ではない」と聞いていたので心配していた。黒鍵盤に少しカビが生えていたが、とりあえず化学雑巾で退散。サイレント機能のペダルを踏み込んで消音も生きている。電子楽器系のアンプもOK。素人目には一応大丈夫だ。ただ、本体に歪とかが出て音色がおかしくなるのもいやだが、そんなわけで、近日中にまた調律をお願いしないといけない。


 次に搬入されたのは応接セット。火事のときはウレタンから真っ黒な煙を出して溶けていったので、今回は「万一のことがあっても黒煙だけは出さない」材質のにした。テーブルも上板は石だ。女房のお在所から頂いた絨毯のうえにぴったりと収まった。


応接間


 とりあえず殺風景だが居間は完成?いや、まだテレビとかがないが・・・。


 こども部屋の学習机、ベッドなど、これまた炭になっちまってかけたものが続々と到着。子供たちがハイになる。


 わかります?灰になったvsハイになる、アクセントが違いますよ!(寒い)


 そんなこんなで、第一弾は終了。まだ、台所関係も手付かずではあるが、湯を沸かして簡単に「引越しそば」いただいて、新しいお風呂で汗を流した。完全に新しい家で生活できるようになるのは今週末からの連休が終わってからだろう。楽しみではある。ではそういうことで。