ガラスを割りました | ドクター鈴木・あめぶろ研究室

ガラスを割りました

 木曜日にエントリーした「キーとじ込み事件(!)」の続報。


 玄関がだめなら勝手口、と専門家に来ていただいた。鍵屋さんは、勝手口のサッシ扉の型番を見るや否や「あ、これは内側が二重鍵で外側からは中の二重が開かないからだめよ」と。勝手口はサムターンが二つついていて、外から鍵の操作が出来るのが一箇所のみ、なのだそうだ。だから、外からアクセスできない側のサムターンを内側からロックしてあると、どんな手法を使ってもあけられない、とのこと。


 何でそんな扉を採用したのだ・・・って、私が仕様書書いたんだ、これは防犯に良い、って・・・。


 ということで、鍵屋さんにはお引取り願った。


 残りはガラスを割るしかない。よりによって防犯の二重ガラスを採用している。ま、良い機会だから、こいつの威力を見せてもらおう。


 ハンマーで窓を叩く。一発目、ハンマーが跳ね返されるだけでびくともしない。二発三発。まったく歯が立たない。石頭(せっとう)という大きなハンマーを持ち出してようやくひびが入った。


 十発目ぐらいで、外側のガラスが蜘蛛の巣状。で、仰天。二枚のガラスの間には透明の樹脂フィルムがあったらしくて、このフィルムがぜんぜん切れない。カッターでフィルムを剥離・・・したくてもこれまた「親の敵でもここまでセンゾ」という強力な粘着力。


 小一時間経って二枚目のガラスが割れたときには当方へとへと。近所の人が何事が起きたのかと見に来る始末。しまいには近所の駐在さんまで「どんな風に割れるの」と見物し始める。


 確かに防犯には良いだろうな。これだけがんがんやってりゃ怪しまれるわな・・・。


 ということで、割れた最終形の写真も撮ったが、防犯上問題があるのでここに掲載はしないが・・・。


 割れたガラスを始末して窓から入室、玄関の施錠を解除してとりあえずはOK。ギャラリーからは期せずして拍手。


 さて、「突入箇所」のガラスであるが、運よく建築会社が別の現場で使用しようと発注していた「同じ型番のサッシ」を横流してくれることになり、夕方までには何事もなかったかのように復旧。出費はサッシ代2万円弱でOK。


 ピポパの暗証番号を再確認して、今回の騒動一件落着であった。肉体的だけでなく精神的にも疲れ果てた事件であった。ではそういうことで。