最前列2 | ドクター鈴木・あめぶろ研究室

最前列2

 続編である。前編をお読みでない方はまずこちら(2006年9月17日エントリー) から。


 秋晴れのこの日、ついに娘の中学の「運動会」本番。私の認識は一日間違っていた(明日の日曜日に開催だと思っていた)ので、実は、『早朝から最前列に陣取る』ということは出来なかったのだ。っていうか、朝起きてみると既に娘はやるき満々に朝食を終え今まさに出かけていくところだったのだ。こちらも負けずに朝食を飲み込み、娘のあとを追うように機材一式抱えて校庭に。


 良い場所は他のご父兄に取られていた。私に選択権が与えられた場所は、「敬老席」の書いた紙が貼ってあって座るのに躊躇する領域だけだった。少しだけ座ってみたが、いたたまれなくて席を立った。


敬老席


 が、こういうときは「厚顔無恥」のふりをして座っていたほうが得策だったか、気がついたら、「空いているのだったら良いわよね」とやたらお元気なお母様方が大声で宣言して続々と着席(苦笑、畜生!)。


 その皆さんの頭越しに、娘を激写。オートフォーカスなんで、前のお母さんの頭にピントが合う(泣)。


娘の晴れ舞台(涙)


 いや、それでも、練習の甲斐があったようで、うちの娘が音楽に合わせてノリノリでダンスを踊っている。まぶたの裏にしっかりと焼き付ける。私のほうこそセンスがなくて、こういったパフォーマンスを「こりゃヨサコイだね」などと評して顰蹙を買いそうなので、そのもの自体を論評することは出来ないが、素人の私の目には、とても上手に出来たように見えた。トホホな写真は撮れなかった。


 前後して、PTA競技「綱引き」があった。私は、娘が幼稚園のときからこの手の場所での綱引きに自分の所属チームが負けたことがない、という実績と自信を持っている。綱の握り方、足の踏ん張り方、力のかけ方。競技前に薀蓄を披露していざ出陣。


 総当たり戦4ゲーム。4連勝。文句なく優勝。


 その、父親が子供たちのために鼻の穴広げて蟹股で頑張っている姿を、娘がデジカメで激写したらしい。競技後、「メモリーを消してほしければ言うことを聞け」と脅かしてくるので、「いや、消さなくてよいよ。君の結婚式の披露宴で流してあげるさ」と応戦。娘がメモリーを消すかどうか、しばらく様子を見てみることにする。


 そんなわけで、日にも焼けたし筋肉痛である。心地よい汗をかいた一日であった。ではそういうことで。