「吉ぶー」で「吉牛」 | ドクター鈴木・あめぶろ研究室

「吉ぶー」で「吉牛」

 吉野家で久しぶりに牛丼をいただいた。「吉牛」復活祭。今日は駅前の「吉ぶー(今日販売終了までは吉牛)」の行列に並んだのだ。


 商売柄(?)ファーストフードを愛用しているのだが、このごろは同業の他チェーンの店舗を利用することも多くなって、吉牛といわれていたころのあのたれの味も忘れ果てた。


 2年半前だったか「牛丼屋なのに牛丼を出さないとは何事だ!」と暴れて捕まった人がいたと思うが、当時は加害者に心ならずも同情したが今となってはもう半ば諦め。


 それでも、「限定復活」と聞いてしまうと馬鹿な日本人の典型として、お祭り騒ぎの行列参戦。


 いつもは店構えなどを確認せぬまま速攻で店に入り勢い良く完食し、ニコニコ御代を払い、脱兎のごとく店を後にするのであるが、今日は行列。店の中で席が空くことを待つことはあったが、店舗の外で延々と行列ってこととは初めてだ。良い機会だから、とあちこち観察して、吉野家を再確認した。


 まず「吉」の字であるが、「士」に「口」ではなくて「土」に「口」である。それから、「吉野家」であって「吉野屋」ではない。どうも、「松屋」と混同していたのかもしれないぞ(ちなみに「すき家」は「家」である)。さらにローマ字表記で使うNは大文字ではなくて小文字である。これはコンビニのセブンイレブンさんの看板(7の数字とELEVEnの文字、やはりnは小文字なんだよ)と同じようなコンセプトなのかな・・・。


 この三点セットはホムペ の表記でも確認(ただし、「吉」の字については「吉」になってしまっているところも散見されるが)。


 さて、アメリカ牛肉は本当に大丈夫なんだろうか。なぜか信用できない(吉野家さんが、ではなくて、アメリカ牛が)。


 しかし、OGビーフでも国産牛でも、吉牛のあの味は再現できなかった。やはりアメリカ牛でなきゃ、吉牛じゃないかも。そんなわけで今日は本当に久しぶりに、「吉牛」を堪能した(店頭で食べて、お土産を二つ・・・)。


 参考までに、今回の「牛丼復活祭」には一部メキシカンビーフも混入しているそうだ。帰宅してから吉野家のサイト を見てから知った。


 悔しい。純粋な「アメリカ牛丼」は10月に入ってからの第2弾「牛丼際」まで持ち越しの模様だ。待ちきれないから、明日以降東京出張の折に築地店に立ち寄らなければいけない。あるいは、時間限定のテストを行う北海道地区20店舗を襲撃するしかない。


 「牛丼一筋80年」という吉野家のテレビコマーシャルが流れてから30年。久しぶりに明日はホームランだ!ではそういうことで。