退院 | ドクター鈴木・あめぶろ研究室

退院

 定期的に訪問していただく読者の方には申し訳ないが、今夜はまともに更新ができない。理由は、入院してきた女房が今日退院したからである。実家に疎開させていた子供たちも、仮の住まいの借家に戻り水いらずの今宵。


 内視鏡による手術とはいえ、鼻周辺の骨を削ったこともあるし術後ずっと花に絆創膏をしていることもあって、女房は少し人相が変わっている。それでも「ポリープによって妙な力が加わっていた」であろう顔の皮膚の裏側の世界には大きな変化をもたらしたと思う。実際ポリープによる影響で視神経が麻痺していたものが今夜は正常になっているという。それだけ術前はいろんな悪影響があったのだと思う。少しは身軽になってよかったのではないのかな。


 鼻の骨を削ったこと、目の裏(鼻の奥)にあった問題の部位を摘出したことで女房の人相は術前と若干異なる。メスの傷は残っていないが、やはり良い意味悪い意味いろんな側面で、流石に「顔に手を入れた」影響はある。彼女にとって心理的な影響にならないよう発言に気をつけなければならない。


 一週間の入院で費用は100万円(個人負担は3割の三十万円)。復興住宅建設中の今はとても大きな金額であるが、それはそれで、家のことよりも家族である。病院の会計に「耳を揃え」て万札30枚とそのほか小銭を収めた。背に腹はかえられない。これで女房が健康で明るい生活ができるなら惜しくはないぞ。


 痛い。現在の我が家の状況では確かにいたいものがある。しかし、他にかけがえのない家族の医療費であるから、よろこんでお支払いである。

 というわけで、ひょっとするとしばらく更新が厳しいかも。休んだら、そういう家庭の事情と理解して頂戴。ではそういうことで。