雪洞(ボンボリ)に明かりを灯す時 | ドクター鈴木・あめぶろ研究室

雪洞(ボンボリ)に明かりを灯す時

♪金のびょうぶに うつる灯(ひ)を
かすかにゆする 春の風♪

この歌詞はおかしい、と今年も思った。

ボンボリというのは、燭立てに長柄をつけた、紙や絹で覆いのある灯具、あるいは柄をつけ下座に台座をつけた行灯(あんどん)のことで、実際に我が家のそれは前者の形状をしている。「ぼんやりとしてはっきりしないさま」「物がうすく透いてぼんやり見えるさま」などの意味を持つ。
だから(百歩譲って)金の屏風に蝋燭の火が写ることはあったとしても、春の風はそれを揺らすことはできないんじゃないかなあ。

ではそういうことで。